夏の終わりに

「なんでそんなにお金がいるの？」
「うん。この前は一晩で１７万つかったし、一回行くなら最低４万は使うよー」
「まだ、１９歳、しかも学生なのに凄いねぇ」

伏見の彼女はメンパブに行くらしい。
メンパブとはメンズパブ。ホストと違いカウンター越しの接客。
ただし、同伴とかアフターとかはある。
彼女の担当は２４歳の店長らしい。

当初は思った。
「お金は自分のために使うのがいいよ」と・・・

でもよくよく考えると
彼女の最も楽しくて充実した時間を過ごすのは他の趣味となんら変わらない。
もったいないと考えるのは至極当然だが、我々ももったいないことをたくさんしている。
だから「いいんじゃない」と今は考えるようにしている。
これがなかったらバイトすることもなかったかもしれない。

昔、ホストクラブが今ほど普及してなかった。
もし自分が学生に戻れるなら一度はホストをバイトで経験してみたかった。と思ったことがあった。
ホストって自分をどう売るか？
それには様々な努力が必要だし自分の得意なタイプの女性もわかる。
人間的にすごい勉強になると思う。

しかし、彼女を見て思った。
もしも自分が彼女を接客する立場だったら
１９歳の女子学生が毎月２０万以上を店に使っている現状を鑑みて
普通のことだとは決して思わない。
そしてもしもボロボロになっていくかもしれない。

もしも自分が彼女を接客する立場だったら
いや無理してはいけない。来店は控えたほうがいいよ
と彼女のためを思って行ってしまう。
それは商売を超えた人間愛として・・

やっぱりホストには向かない性格であろう。
てか、それ以前に若い時からイケメンとは程遠いブサメンであったが・・

「生制服」
大垣日大高校制服が入会しました。
伏見のキャスト「ほの」さんの持参です。